目次
概要
個人事業主法人
貸倒引当金繰入(かしだおれひきあてきんくりいれ)は、
貸倒引当金(資産)を繰り入れた場合に同額を費用として計上します。
⇒ 詳細は貸倒引当金(資産)に記載しています。
前期と比較して貸倒引当金が増加した場合に計上する
前期末の貸倒引当金がゼロの場合や創業初年度の場合、
当期末に繰り入れる貸倒引当金は全額貸倒引当金繰入(費用)で処理します。
前期末に貸倒引当金が計上されている場合、
当期末の貸倒引当金との差額のみ計上します。
貸倒れとなった場合
実際に貸倒れが発生して債権の回収が不能となった場合、
貸倒引当金の額を超える部分の損失は
貸倒損失(費用)勘定で処理して下さい。
貸倒引当金が減少した場合
前期末と比較して当期末の貸倒引当金が減少した場合、
貸倒引当金戻入(利益)勘定で処理します。
仕訳例
▼期末時点の売掛金残高500万円、受取手形200万円、未収金100万円に対し、貸倒引当金8万円計上した。なお、当期は創業初年度である。
借方科目 | 貸方科目 | ||
---|---|---|---|
貸倒引当金繰入 | 80,000円 | 貸倒引当金 | 80,000円 |
▼当期末に貸倒引当金10万円を計上した。なお、前期末は8万円の貸倒引当金を計上していた。
借方科目 | 貸方科目 | ||
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貸倒引当金繰入 | 20,000円 | 貸倒引当金 | 20,000円 |