概要
個人事業主法人
使途や金額が未確定な支払いに備えて一時的に概算で支払った金額を計上します。
立替金は使途と金額が確定した段階で精算し、
個別の勘定科目に振り替えます。
従業員の出張に際して交通費や宿泊費などに充てる現金を概算で支給した場合、
立替金として処理します。
立替金は一時的に使用する勘定科目ですので、
速やかに精算するようにして下さい。
仕訳例
▼従業員の出張に際して5万円を現金で手渡した。
借方科目 | 貸方科目 | ||
---|---|---|---|
仮払金 | 50,000円 | 現金 | 50,000円 |
▼上記の事案において、従業員が出張から戻ったため精算を行ったところ、新幹線の往復チケット代2万円、ビジネスホテル宿泊代7,000円、取引先へのお土産代2,000円、取引先との打ち合わせ時のお茶代3,000円の支払いに充てられたことが分かったため、残金1万8000円を従業員から受け取った。
借方科目 | 貸方科目 | ||
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旅費交通費 交際費 会議費 現金 |
27,000円 2,000円 3,000円 18,000円 |
仮払金 | 50,000円 |