目次
概要
個人事業主法人
通常の営業活動以外の取引において、
契約に基づいて継続して役務を提供した場合の未収入額を計上します。
通常は家賃・地代・利息の未収額を計上します。
未収収益は決算時に収益を見越して計上する勘定科目ですので、
決算時にのみ使用します。
未収収益とならないもの
固定資産を売却した際の代金債権など、
一度きりの取引で生じた営業外の債権は未収入金(資産)勘定で処理します。
また、通常の営業活動において
掛取引・後払いなどで発生した代金債権は売掛金(資産)勘定で処理します。
仕訳例
▼所有する賃貸物件の3月分賃料6万円が入金されないまま4月となった場合の決算時の仕訳。なお、当社は不動産賃貸業を本業とする3月決算法人である。
借方科目 | 貸方科目 | ||
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未収収益 | 60,000円 | 売上高 | 60,000円 |
▼上記の事案において、翌期首の仕訳。
借方科目 | 貸方科目 | ||
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売上高 | 60,000円 | 未収収益 | 60,000円 |
▼当社はA社に対し100万円の貸付金があり、当月分翌月10日払いで月5,000円の利息を受け取っている場合の決算時の仕訳。
借方科目 | 貸方科目 | ||
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未収収益 | 5,000円 | 受取利息 | 5,000円 |
▼上記の事案において、翌期首の仕訳。
借方科目 | 貸方科目 | ||
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受取利息 | 5,000円 | 未収収益 | 5,000円 |